オリジナル・ラブの2011年→2012年

2011年は、オリジナル・ラブにとって、まさに飛躍の年でした。
昨年の今頃書いた文章を見ると、1年前は、この活動状況はとても想像のつかないものでした。(2009年は「個人授業」のみ、2010年は「ボラーレ」のみで、オリジナルの新曲なし)
ライヴ活動は、まず数が多いだけでなく、質も満足かつ右肩上がりなのが、頼もしいです。特に、久々の全国ツアーとなった、ひとりソウルツアーでは、声、楽器、過去の楽曲のりアレンジともに、田島貴男の好調ぶりがひしひしと伝わってきました。「やっぱり一人だと寂しいから、バンドツアーがいいよね。」なんていう、ファンの贅沢な願いも、今年だから出てきたものだと思います。


そして何をおいても、5年ぶりのアルバム『白熱』。
アルバムの好き嫌いは個人個人で違っても、ファン以外の人にも薦められるアルバムという意味では、『Rainbow Race』以来ではないか、と個人的に思うし、多くの人がそう感じていると思います。
ところで、この大傑作、全部一人でやっているので、アレンジや演奏部分の不満は多少ありますが、それ以外にどうしても捨て置けない部分があるのです。
ファンは既に慣れ親しんで普通に感じているかもしれませんが「セックスと自由」という曲タイトルはどうなんでしょうか。この問題について個人的に考えるため、山崎ナオコーラ人のセックスを笑うな』と、樋口毅宏『日本のセックス』を読んでみましたが、どちらも、タイトルに納得感があり、作品の顔として機能している、考え抜かれたタイトルです。「セックスと自由」はものすごく良い曲なんですが、「アポトーシス」以来の、ん〜…なタイトルです。
とは言え、『白熱』は何度聴いても飽きないし、聴くときに重い腰を上げることなく*1、気軽に聴けるアルバムで、本当にファンを続けてきて良かったと強く思いました。


さて、今年は、個人としても、2月、7月、11月と3回もライブに行き、いろいろなファンの人たちの声を聞けて本当に良かったですね。「あのときのライブでの演奏が〜」「あのアレンジは〜」などというコアな話は、本当に、あの場でないと聞けないし、いろいろ勉強になりました。(勿論、バカ話はバカ話で良かった)
まずは、複数の人に強くオススメされた紙ジャケリマスターを早く購入しようと思います。


来年の動きについては、既に新曲のレコーディングが始まっているようなので、早いタイミングでの新曲リリースが期待できそうです。

アトリエにて初のリズムレコーディング終了!新しい曲のフォーリズムは録音された。なかなかいい感じに録れた。来年の扉の鍵をなんとか手に入れたんじゃないかな。

ただ、あくまで噂の話ですが、欧米では来年末にCDの販売が終了するなんていう話が出る中で、どういう媒体で新曲を出すのかも含めて注目してます。(おそらく配信限定なんだろうなとは思います。)

  • 2012年末までにCDの販売が中止される?

http://topics.jp.msn.com/otoko_blog/hobby/article.aspx?articleid=809395


それでは、2012年が、オリジナル・ラブにとっても、そしてファンの人にとっても、何より自分にとってもっと飛躍できる年になるように、祈るだけでなく、努力を重ねたいと思います!

*1:前2作とかは、何か重い腰を上げて聞く感じです。覚悟が要ります…