衆院選での個人的な反省

僕は、小選挙区を自民、比例を民主に入れた。
小選挙区では、福祉に重点を置きすぎな民主党候補者が、自民候補と比較して魅力的でなかったからだ。比例は、自民にあまり勝たせたくなかったので民主に入れた。いろいろ考えた上での結果だった。
確かに政策については、少しは勉強したし、それなりに納得して投票することができた。しかし、自分の選挙制度の理解は不十分だった。大反省だ。

 今回の衆院選小選挙区の有効投票総数のうち自民党候補の得票の占める比率は47.8%、民主党候補は36.4%であることが毎日新聞の集計で12日、分かった。・・・・・
 当選者が2人以上の中選挙区制と比べ、得票率と獲得議席のかい離が大きくなる特徴を反映、議席数で4倍以上の差がついた。
 象徴的なのは、東京都のケース。都内25小選挙区の有効投票総数のうち自民党候補は約50%、民主党候補は約36%の得票だったが、獲得議席数は「23対1」だった。

いやあ、ちょっと考えてみればわかるのだが、その通りだ。もっと前に警告してくれ。
僕と同じく、候補者の「顔」を見て、小選挙区民主党を選ばずに自民を選び反省している人が沢山いると感じる。得票率だけ見ると、思っていたより民主党に票が入っており、これだけなら「二大政党制」と言っても良いだろう。
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思えば、今回の選挙は「しぶしぶ自民党に入れるか」「しぶしぶ民主党に入れるか」でずっと迷っていたのだが、小選挙区比例代表も「しぶしぶ民主党」に入れるべきだった。
そもそも、ある程度実力が拮抗した二大政党がいいのでは?と思いつつも、民主党の政策にあまりにも変なのが多いので、民主党に政権を取らせたくない気持ちが、民主党への「しぶしぶ感」につながっていた。
ところが、直前の新聞報道を見れば分かるとおり、そんなことは杞憂だった。それもこれも、民主党候補者が「政権交代政権交代」と唱えるからイケナイのだ。それが民主党に政権を取らせたくない僕自身の警戒感を産んでしまった。はじめから謙虚に「たしかな野党を目指します」と言っておけば、安心して民主党に入れられたものを・・・・。
いずれにしても、小泉政権に全く期待していないわけではないので、今後も政治全体の流れに注目していこうと思う。